エコ・エネ研究会 第24回講演会
熊本大学エコ・エネ研究会の第24回の講演会を
開催致しました。
- 演題: 「Issues in Korean Power System including Smart Grid」
- 講師:ソウル大学教授、評議員会議長 Park, Jong-Keun 氏
- 概要:
この数10年間で、韓国では、ピーク需要79GW、 総発電容量80GW、売電量474TWhにも達する、 電力の経済性と供給信頼性が達成されてきている。 まず、韓国の電気事業の概要を述べる。 韓国は、2030年スマートグリッド基本計画を公表し、 韓国政府は、韓国でのスマートグリッドプロジェクトを 促進するために、スマートグリッド促進法を制定した。 韓国は、10年間の電力IT化国家研究の後、 2008年から済州島スマートグリッド試験基地を展開している。 この講演では、次に、済州島スマートグリッド試験基地や 需要応答(デマンドレスポンス)プログラムなど、 韓国のスマートグリッド計画を紹介する。 韓国は、運転予備力の不足から、 2011年9月15日に輪番停電を経験した。 本講演の最後に、 需要予測の正確さや発電機補修計画の調整といった、 輪番停電の原因と解析について示す。